【記名あり】あさどくしょをけしてほしい。あさどくしょをどうしてもけせないならせめてあさどくしょのときにモケマンガ(S4きょうしつまえのやつ)をよめるようにしてほしい。

【回答】

 朝読書をしたくないという思いがあるのですね。そして、読書がなくせないならマンガを・・・という要望ですね。

 登校してから1時間目の授業が始まるまでの朝の時間は、勉強には関係のない自由な時間のように思われがちですが、実は授業と同じくらい大切な時間帯なのです。

 この朝の時間には、出欠や健康状態を確認したり、今日の活動の確認をしたりします。それ以外に「体育朝会」や「おはようタイム」、「児童会・生徒会朝会」などをしていますね。これらは特別活動と位置づけられています。そして「朝の読書」も重要な教育活動の一つなのです。

 

 こうした朝の活動を必ずやらなければならないかというと、そうではありません。

 学校よっては朝の活動を行わず、登校したらすぐに1時間目の授業を始めるところもあります。しかし多くの学校は朝の時間に、マラソンをしたり、サーキットトレーニングをしたり、清掃をしたり、プリント学習をしたり、挨拶運動などを展開しているようです。学校として何に力を入れているかによって、その内容が変わってきます。

 

 ペナン日本人学校では、日本の学校と同等の、あるいはそれ以上の教育を行うことを目指しています。自治能力や協働体験を推進するために、いろいろな朝会を行っているのです。

 朝読書は、国語力を高めるために行っています。そうした大切な目標があるだけに、簡単になくすことはできないのです。また、要望があったマンガについても、マンガは読書に位置づけはできないので、貴重な朝の時間に行うのは難しいですね。

 読書には、賞味期限があります。子供の時に読んでおかないと効果が薄れてしまうものがいくつもあります。

 ぜひ、今しか得られないかけがえのない読書体験を小・中学校時代に得られることを心より願っています。

 

 最後にイギリスの作家、サマセット・モームの言葉を載せておきます。彼が読書をすすめる理由は、「読書はすぐれた娯楽である」からです。そして読書を習慣づけるメリットとして、次のようなことを挙げています。

 ・知的な娯楽ほど長持ちし、満足を与えるものはない。

 ・年をとってからも楽しめる数少ない娯楽である。

 ・多くの娯楽と違って、相手が必要ない。

 ・気の向くままにできる。

 ・少ない元手で多くを得ることができる。